しゅりの独り言

しがないドルオタの独り言。

君が一番輝くステージに、いない。

今日、Travis Japanに松倉海斗くんと松田元太くんが正式に加入した。

増員の噂が流れてからずっとそわそわしていた。ちなみに増員賛成派だ。反対派のあらみゅを戻せ、という意見をよく見かけたがそんなんだったら私は仲田くんも朝日もトラジャに戻ってきて欲しかった。どちらも手に入らないものだから、縋ったって仕方ないのだけども。

今年の初めにはまだ8人だったのが、季節が変わるごとに1人、また1人と奪われて。

私は不謹慎だが、みゅーさん脱退の件でトラジャが気になって朝日を好きになった。

余談になるが、私はジャニーズにおける兼任制度はするべきでない、ない方がいいと思う。なぜならメリットが少なすぎるからだ。リスクが高すぎる。まず、兼任している子は多忙を極めることになり、ずっと大変な思いをする。そして最終的にはバランスが取れなくなり、どちらかを離れる。離れた方のファンは悲しむし、行ってしまった本人、行った先のグループを憎むことになる。誰も得をしない。ジャニーズにおける兼任は悲しみしか産まないと思う。

AKBGのようにほんの一個人に仕事が回るスタイルのやり方ではないのに有能である故に兼任制度を用いた事務所は無茶だと私は思っている。

本題に戻ろう。その当時は深刻に思っていなかった。脱退という事実は誰かをここまで傷つける。他人事に思っていたのだ。自分にはそんな思いすることはないと、どこか思っていた。でも、そんなことなかった。君は、辞めてしまった。アイドルの魔法を解いてしまった。

ハマったあの頃は、朝日が辞めるなんて夢にも思っていなかった。

もっと素敵なパフォーマンスを、素敵な笑顔を見せてくれると思っていた。

前日の昼公演にて、「スペシャルゲスト」名義で公演に参加した2人はとっても頑張ってたというレポがたくさん上がっていた。

そうか、やっぱりこの子達だったかという気持ちと、もうここに朝日がいないことを実感してしまって苦しかった。

黒髪をなびかせて、18歳(もう今は19歳だけど)とは思えない色気を放っていて、だけど笑うと一気に年相応の幼くてかわいい笑顔が咲く朝日が大好きだ。いなくなった今だって、大好きで仕方ない。夏に彗星の如く現れて心を奪っていった君をもっと知りたかった。目の前で君のパフォーマンスを見たかった。

大好きな君の笑顔をもっと見たかった。できれば君がいるTravis Japanでデビューしてほしかった。末っ子で、生意気なところがあって、愛される子で、何事も一生懸命ないい子だった。報道が出た時も、やめてしまうかもしれないことの方が辛かった。そのリークが今よくある情報垢、とやらなのも余計に悔しくてやるせなかった。悔しい。何にも知らない外野に大好きな君が傷つけられることが苦しかった。悲しかった。どこかで君が泣いていることを思うとそういう人達が憎くて仕方なかった。君には笑っていて欲しかったから。

私のエゴだけれど、朝日には泣き顔より笑顔の方がとっても似合う。

そして嘘であってほしいという願いも虚しく、朝日は11月号の雑誌から姿を消した。11月号のPOTATOのインタビューにこんな質問があった。「メンバーの中で一番生意気なのは?」という質問だ。うみの回答を見て、確信してしまった。

『今はいないかな。』

朝日がいたら、朝日と答えてくれていたのかもしれないと思うと涙が出る。小競り合いばかりで、一見すると仲が悪そうな2人だったけれど、何だかんだ仲良しで、隣で歌うことの多かった2人。そのうみが、言っている。

V6のコンサート参戦前に購入して、読んで確信して、どんな事があっても大丈夫なように腹を括ってコンサートに参戦した。楽しんだ後、開きっぱなしにしていたJwebの朝日の個人ページを開いたら、一瞬だけ朝日が写ったあと、トップページに戻った。

ああ、もう朝日はいなくなってしまったんだ。すっごく悲しかったけど、どこかふわふわした感覚だった。実感がわかなかったらからだと思う。えび座のバックも5人で、11月号の雑誌も5人だったから、このまま5人だと思っていた。 欲をいうなら本当はそうして欲しかった。朝日も、仲田くんも、みゅーさんも、顕嵐ちゃんがいた、9人のトラジャに誰か入るのは違和感があった。

そんな中また情報垢からのリークでトラジャ増員の話が舞い込んできたのだ。もちろん界隈は大きくざわついた。賛成派は少なく、当然動揺と反対の声が大きかった。

そりゃあそうだ。皆このままのほうがある意味いいに決まってる。

新メンバーは、必ずしも歓迎だけとは限らない。むしろ風当たりが強いのが常だ。

A.B.Cに新たなZとして加入したはしちゃんもそうだったように、Jr.1のダンススキルを持つメンバー揃いで、トラヴィスさんに選ばれたTravis Japanにダンススキルは確かでもあの頃からいた訳では無い新参者が入るとなれば、反発が強いのは当然だと思う。

トラジャ担は「Travis Japan」に誇りを持っているからこそ、その誇りが傷つくような事があるのは許せないのだ。

 

そして迎えた昨日の昼公演、スペシャルゲストとして公演に参加したのは、松松コンビと呼ばれる2人だった。

Wカイトと同い年でカイトの名前で、まつくの愛称で呼ばれる松倉海斗くん、げんげんの愛称で親しまれる加入すれば98年生まれだった朝日より下の最年少になる99年生まれの松田元太くん。

お兄ちゃんガチャ、でお名前は把握していたのでこの子たちかと思った反面、ああ、もう梶山朝日の存在は消えるんだなぁと思うと悲しくて悲しくて涙が出た。

7人バージョンの夢ハリ、7人で歌う新曲。使われなかった初めてオリジナルで貰った玉虫衣装。君がいた証がボロボロと崩れて消えていく。

悲しかった。悔しかった。君が立っていなくちゃいけないステージに君がいないこと、君のパフォーマンスが見られないこと、君がいたことがどんどんなかったことになっていくのが。やるせなかった。

朝日がいなくても回るトラジャ公演が悲しくて仕方なかった。何のために君はTravis Japanにいてくれたのだろう。そう思っては涙が出た。虚しくてたまらなかった。心に穴が開くというのはこういう事なんだなぁ、と切に思った。

レポが見るのが辛かった。げんげんを可愛がる現担当である如恵留さんにショックが止まらなかった。紫にして?と威圧的に言っていた、というレポを見てショックを受けた。朝日の色である紫。トラジャで紫なのは、朝日だけなのに、その大切な色が誰かのものになってしまうかもしれない事がどうしようもなく嫌だった。

Travis Japanの紫は梶山朝日しかいない。 

朝日以外には紫を背負って欲しくない。それはこうしてこの記事を書き殴っている今も思うことだ。

君がいたことを、いつかは皆忘れてしまうのかと思うと絶望でしかなかった。忘れたくなくても記憶が薄れてしまうのが怖かった。

実感してしまったのだ、君がもういないことを。

そして今夜、ついに2人はTravis Japanに正式に加入した。Travis Japanは7人になった、7人に戻った。

だけど、未練がましい私は手放しで喜べないでいる。大好きな君がいないTravis Japanを、これから笑顔で応援していけるのか不安だ。梶山朝日がいたからこそ、トラジャを好きになったから。だから、朝日がいないトラジャを本当の意味で愛することができるのか、私にはわからない。いくら今の担当である如恵留さんがいようと、私のトラジャの担当は朝日だから。

 

朝日がアイドルの魔法を解いて舞台を下りてしまったあの日から、私は動けずにいる。

どうしたら、動くことが出来るだろう。大好きな君が愛した「Travis Japan」を、君がいなくなった今の姿を全力で愛せる自信が無い。

いなくなった君に縋ってしまうオタクでごめんね。でも、どうしたらいいのか、子供の私には分からないんだよ。

答えはまだ、見つからないままだ。

 

松倉海斗くん、松田元太くん。ようこそ、Travis Japanへ。今はまだ笑顔で喜ぶことはできないけれど、トラジャに新たな輝きを与えてくれる素敵な子達が入ったことはとっても嬉しいです。新規トラジャ担の私だけれど、これからどうぞよろしくね。